なぜ前傾姿勢が必要なのか?
ゴルフは基本的に地面にあるボールを打つスポーツです。
ですので背骨が前に倒れる前傾姿勢がないと、
肩の回転は地面に平行になりやすく地面にあるボールを打つことが
難しくなります。(打つことは出来ます)
力を出す方向が違うと、、
もっとわかりやすくいうと、
例えば野球のバッターはほぼ前傾がありません。
これは、バッターがボールをヒットする際、
膝から胸の高さくらいの位置のボールを打つために
逆に前傾がいらないスイングで打てるからです。
肩の回転とヘッドが作る軌道が一緒であればあるほど
パワーをボールに伝えやすいということがいえます。
つまり肩は横回転、腕は縦回転という風になると、
力が向かう方向がズレてしまい、
十分な力をクラブヘッドに伝えられないということになります。
野球のバッティング

ゴルフのスイング

肩の回転と腕の振りをなるべく一緒にすること
地面にあるボールを打つためにはどしても手と腕を、
下に向けて振る必要があります。
でないと空振りしてしまいます笑
ということは肩の回転も出来るだけボールがある方向に回転させたほうが
ボールに当たる確率も上がってくるということになります。
前傾を保つスイングは、
「パワーと正確性の両方を兼ね備えている」
ということになるのですね~。
ではどうやったら前傾が上手く保てるのか?
まずはアドレスの基本姿勢が大切になるようになってきます。
前傾を保つスイングをするには骨盤の前倒しが必須
練習場でボールを打っている人を見ていると、
アドレス時に骨盤を後傾(後ろに倒して構えている)させている人を
よく見かけます。(特に男性に多い)

これでは、最初からスイングの面がズレてしまっているようなものです。
先ずは正しいアドレスを覚えましょう
1.最初に背筋を伸ばして、クラブのシャフトを股関節にあてがいます。

2.そこから背筋を伸ばしたまま、骨盤を前に倒すようにして
背骨の角度を約20~30度ほど傾けていきます。

3.シャフトを持った手と腕の力を抜いて地面と直角にします。

4.グリップを作ります。
このときに、重心が前後に対称(5:5)になるように注意してください。

これで前傾を保つためのアドレスは完成です。
ただこの時、ひとつだけ注意点があります。
あまり極端に胸を張ったり、背筋を伸ばさないようにしてください。

これについてはこれからのスイングレッスンで説明してきますが、
適度に背筋が伸びていれば大丈夫だということだけ覚えておいてください。
前傾を保つためには、必ず骨盤を前に倒すアドレスを作る!
まずはこれを実践してみてください。
次回からは、スイングについてお話ししていきます。